今回は、スバルレガシィツーリングワゴンの下廻り防錆塗装になります。
使用する溶剤はウルトのアンダーコート(黒)になります。
高級な錆止め塗装ですね!
ガッチリ塗装するので、塗装料金も高めな作業になります。
ウルト アンダーコート(黒)塗装
まずはアンダーカバー取り外し
フェンダーライナーや、アンダーカバーを一通り取り外して行きます。
レガシィは、あちらこちらアンダーカバーが取り付いていて、外すのに時間がかかりますね。
下廻り洗浄
下廻りの泥や汚れを取り除きます。
泥の上に塗装しても仕方ないですからね。
下地が悪いと塗装もすぐに剥がれてしまいますし。
タイヤハウス内はカバーがついてた影響もあり、泥汚れが凄い。
黒い部分は、高圧洗浄した部分、下の茶色い部分は泥汚れになります。
気温が低いので、水がなかなか乾きません。
乾かないとマスキングも塗装もできないんですよ~。
いつもは、夜に洗浄して次の日の朝まで乾燥させるんですが、今回は作業の段取り的に日中に洗浄したので、強制的に乾燥させることにしました。
塗装の乾燥に使用している必殺ヒートガンで、下廻りを乾燥させます。
スコッチブライトを使って、全体的にザッとした足付けと、残った汚れの除去を行います。
マスキング
洗浄が終わったら、塗装をしたくない部分へのマスキングを行います。
回転部分、熱のかかる部分、ゴム部品などにかからないように、隠して行きます。
このお仕事は、このマスキングが大変です!
厚い塗装になる為、特に回転する部品には気をつけます。
振動の原因になってしまいますからね!
アンダーコート塗装
マスキングが完了したら、とうとう塗装工程に入ります。
ウルトのアンダーコートです。
普通の塗装ガンとは違い、粗く塗装が出来るガンを使用して塗装していきます。
フロアー左半分未塗装、右半分塗装済みです。
モコモコでブ厚い塗装です!
下回りがかなりスッキリして見えますね。
タイヤハウス内も塗装していきます。
塗装が完了したら、乾燥させる為に一日リフトにかけておきます。
大体、金曜の夕方預かり高圧洗浄→1日乾燥させて土曜日塗装→日曜日一日乾燥→月曜日以降お渡しの流れが多いですね。
当社の設備の都合上、日曜しかリフトにかけっぱなしには出来ないので、この日程で作業させて頂いています。
最後に外した部品を元通りに組み付けて完成です。
と、言いたいところですが、今回はマフラーの耐熱塗装も行います。
というか、大体やります。
マフラー耐熱塗装
マフラー全体的に錆が出ていますが、このサビを全て取り除くのは工賃的にとんでもない事になるので、表面だけワイヤーブラシとペーパーで落としていきます。
写真は撮り忘れた。
ジンク塗料でジンク処理をします。
亜鉛メッキですね。錆止めの効果はかなり高いと感じています。
次にマフラーを耐熱ブラックで塗装を行います。
写真は取り付けた後ですが。
耐熱ブラックだけでも良いんですが、耐熱塗料って耐久性短いんですよね。
なので、少しでも錆止めの効果を上げる為と、耐熱塗料の耐久性を上げる為に、下処理としてジンク処理を行っています。
マフラーが乾いたら取り付けをして今度こそ完成です!
使用した耐熱塗料はコチラ
耐熱ジンクスプレー
耐熱塗料ブラック
マフラー1本当たり耐熱ブラック1~2本てところですね。
熱のかかる部品なので、通常の塗料では焼けてしまいます。
耐熱温度600℃程度の耐熱塗料を使用します。
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年数が経過した車両の下回りも、塗装をするとスッキリ綺麗になります。
下回りのオールペンですね。
費用は高いけど車を長く使いたいという方にはお勧めです。
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