
今回は藤沢からご来店のお客様です。
ご用命内容は

とのご相談です。
お話を伺うと、マフラーがガタガタしている状態で他のお店で車検を依頼したそうなのですが、『交換でしか直せない』と言われたとの事。

とりあえず、リフトアップして見てみましょう。
目次
マフラーの曲がっている位置を確認し、曲りを直す
曲がっているのは、タイコの付け根部分
写真は戻した後ですけどね
当たって音が出ているのは、このパイプと遮熱板の部分
エンジンの振動によってマフラーも振動するので、干渉していれば『ガタガトゴトゴト』と結構な音がしますね。
ならば・・・
手で『えいっ』と元に戻してあげる。
タイコの付け根の曲がりが元に戻ると同時にパイプの位置も元に戻るので、当たらなくなる。
当たらないので、音も出ない。
修理完了です・・・。
が。
注意しないといけないのは、一度曲がったパイプは金属が弱くなってしまっているので、今後溶接部のヒビ割れが起きやすい。
ヒビ割れると排気漏れを起こして、放っておくと最悪もげます
ヒビ割れ程度ならば、その時に溶接で補修してあげればOKです。
このような応急処置で対応した場合はその時は安く済みますが、その後のデメリットも当然あるので今後要チェック箇所となります。
今後も当社で整備を行う車両であればその都度チェックするので問題はありませんが、他の工場の場合だとまた交換ですって言われるかもしれませんね。
他の工場の判断が良いとか悪いとかの話しではなく、各工場によって考え方は違いますからね。
とりあえず、私の場合は『安く済ませたい場合』は今回の処置方法で十分という考え。
『しっかりと修理したい場合』はもちろん交換がベストですよ。
まとめ
今回は、マフラーが曲がってしまい遮熱板に干渉し音が出ていたノートの修理を行いました。
修理といっても曲がっている部分を手で戻してあげただけなんですけどね。
安く直したいのか・・・しっかりと直したいのか・・・で修理方法は変わってきます。
修理を依頼する場合は・・・どうしたいのか・・・をしっかりと工場に伝えましょう。
今回たまたま上手く戻っただけなので、修理費用目安は無し。
上手くいかない時も・・・もちろんアリマス!
修理ってそういうものです。