早速点検を行うと、マフラーからの排気漏れを発見!
完全に腐食していると溶接で修理は出来ないんですが、大した事無ければマフラー外して社長に渡せばバチバチッとやってくれます。
もうね、車検の時の排気漏れはサービス価格ですよ笑
車検に通せないと我々もお客さんも困りますからね。
ディーラーに勤めていた時は、排気漏れがあると交換かパテ盛りしか選択肢が無くて結構面倒だったんですが、うちは鈑金屋さん常駐…というか鈑金屋なので、溶接し放題です。
整備士からするとめっちゃ助かりますよね笑
マフラー外して渡すだけで直って帰って来るんですから。
さて、マフラーを外して状態を確認して行こうと思います。
目次
錆びて穴が開いたマフラーを溶接で修理
直せるかな〜直せないかな〜
タイコのところは、カバーみたいなのが巻いてある車が多いので、カバーの溶接を剥がして穴開き部分を見つけていきます。
穴の開いていない部分でも黒くなっているところは、腐食気味なので溶接出来るかどうかは削ってみないとわかりませんが、おそらく問題無く直せる程度だと思うので、直しましょう!
穴開き部分に別の鉄板をあてがってあげて、バチバチッと。
まあぶっちゃけ応急処置ですよね。
中古部品が出ないレアな車ならともかく、エクストレイルみたいに人気車種は中古部品は選び放題だと思うので、今回これで車検通して、次ダメだったら中古に交換しちゃった方が良いと思います。
これで次もこのまま何てこと無ければラッキーですかね。
カバーを元に戻してあげて、完成です。
車両に取り付けた後に排気漏れを確認しましたが、完全に直ってます。
良かった!これで問題無く車検が通せますね。
溶接した箇所には錆止めの為のジンク処理をしておきます。
溶接した部分が錆びるとまた穴が空いてしまいますからね!
塗装しておくのと、しないのでは大違いです。
さて、車検に行く前に他の整備がまだ残っているので、追加整備の作業を行います。
車検の追加整備 エアークリーナー交換
エアークリーナエレメントの汚れがまあまあ溜まっていたので交換をします。
ポイント
このエクストレイルは乾式ですね。外車とかで使われているエアークリーナーと同じような見た目です。
ついている場所はココ。
エンジンに入る空気を綺麗にしてくれるフィルターです。
他にはブレーキパッドの交換、CVTフルードの交換などを行いましたが、写真は撮り忘れました。
今回整備の他に走行中の不快な音についてもご相談頂いたので、一通り整備が完了した後に音の修理にかかります。
内装から聞こえる走行中の不快な音を解消する
というご用命でしたが、なんとお客様の方で音の発生部位を特定してくれていました。
この走行中の異音の修理は、とにかくどこから音が出ているかを判断するのに時間がかかります。
もちろん音の発生部位によっては、修理自体に時間がかかる事もあるのですが、なにより音の発生部位を特定しない事には何も始まらないのです。
特に走行中の内装からの音だと、2人でロードテストをする必要がある為、時間的に結構キツイ時があります。
しかし・・・・
今回はとりあえず音の発生部位ははっきりしているので、その音を解消するだけっ!!
音が出ているのはこの部品のクリップから。
揺するだけでキコキコと音が出ていたので、処置するイメージは掴みやすかったです。
該当クリップにスポンジ巻いてあげる。
振動防止として、パネルが当たる部分にもスポンジを張り付けてあげる。
で、バンッと取り付けて完了!
実はもう1種類違う種類の音がするみたいなんですが、私がロードテストした限りでは、音の確認は出来なかったので、今回の処置で変化があるか納車後にお客様に確認をして貰います。
一度で全部直せるのがベストだと思いますけど、焦らずじっくり修理していくのが私の仕事の仕方でもあります。
今回は車検+マフラー溶接+音の修理をしたエクストレイルでした。