今回は、95ランクルプラドのドライブシャフト交換です。
最近流行っていますよね。
カスタムされた平成10年頃のランクルプラドを街中で良く見かけますし、当社への入庫もそこそこあります。
95のランクルであれば、年式こそ古いものの、エンジンもミッションも電子制御で最近の車とさほど変わらない感覚で整備できます。
部品は製造廃止になっているものは多いのですが、リビルト品や社外品を上手く使用していけばそこまで困る事も無さそう。
さて、今回の入庫の経緯なんですが。
との新規のお客様からのお問い合わせ。
サイドブレーキを引いた時に点灯するランプですね。
このランプが常時点灯しているとの事で入庫致しました。
まあ、原因は見ないとわからないので、お預かりにてチェックしていきましょう。
目次
ブレーキ警告灯点灯の原因
そもそもブレーキ警告灯が点灯する場合なんですが。
- サイドブレーキを引いている
- ブレーキ液の量が少ない
- ABSなどブレーキ関係に異常が発生している
あたりが考えられます。
まず手始めに簡単にチェック出来るのはブレーキ液なので、量を点検すると・・・・少ない。
少ないので、足してあげると警告灯は消灯する。
あら、あっさり解決・・・したと思いたいですが、根本的な原因はそこではない。
根本的な原因は・・・『なぜブレーキ液が少なくなったのか』というところを解決しないと、故障の仕方によっては、また量が減ってしまうわけです。
と、このあたりの説明をお客様に行うと、車両全体の点検をしてほしいとの事なので、今回法定12か月点検を行い、車全体の点検を行う事になりました。
お客様曰く、車両購入後3年程は、メンテナンスらしいメンテナンスは何もしていないらしいのです・・・とんでもない見積もりにならなければいいけど。
ブレーキパッド交換
まずは、ブレーキ液が減っていた原因を突き止める。
点検を進めると・・・フロントブレーキの残量があきらかに少ない。
これだけ少なければ、ブレーキ液が減ってもおかしくは無さそうです。
ブレーキ液の漏れはどこにも見当たらないので、ブレーキ液の減少=パッド残量が減ったからで間違いなさそうです。
ポイント
パッドの残量が減ると、押し出す分だけ予備タンクの液がブレーキキャリパーへと流れます。結果車両全体のブレーキ液の量は変わらないが、予備タンクの量は減り、キャリパー内部の量は増える。パっと見た感じはブレーキ液が少なくなったように見えますが、漏れていなければこの作動は正常と言えます。
残量は3mmを切ったぐらいでした。新品と比べると随分少なく見えますよね。
ブレーキパッドを交換し、ブレーキ液の量を調整する。
警告灯は消灯し、ブレーキの作動も良好です!
ドライブシャフト交換
点検を行った結果、フロントドライブシャフトのブーツがパックリ切れている事を発見しました。
年式・走行距離から考えても、ブーツだけの交換より、リビルトのシャフトごとの交換をお勧め。
車高が上がっている車なので、シャフトの角度が変わるとこういうトコロに負担がかかって切れやすくなるんですよね。
反対側のブーツも切れる寸前だったので、今回は左右交換します。
少し遠くて見にくいですが、リビルト品のドライブシャフトに交換して、足廻りスッキリです!
このぐらいの年式の4WDの足回りは非常に手間がかかる事が多いのですが、このランクルの場合はそこまででもありませんでした。
ハブがフリーロックハブがそうでないかで、結構違いますね。
23年程経過した車両の為、この先調子よく維持していくには、定期的なメンテナンスが必須です。
年数の立った車両を乗るには車に対する愛情とお金が必要ですよね。
それにしても、この年式の4WDはとてもカッコ良いです・・・。
以前D22のダットサントラックに乗っていたのですが・・・また乗りたいな・・・と思わせてくれるお仕事でした。
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