今回は・・・
とのご用命です。
他にも何点か走行中の異常を感じており、急を要する修理と判断したので、直ぐに預かる事となりました。
幾つかの不具合を感じている場合、それが1つの故障によるものなのか、別々の故障によるものなのかを判断する必要があります。
まずは、ロードテストを行って、お客様ご指摘の症状を確認してみましょう。
目次
症状の確認
お客様ご指摘の症状は以下の通り
- 走り始めはそうでも無いが、しばらくするとブレーキを踏むとガクガクしながら止まるようになる
- アクセルを踏んでも進みが悪い気がする
- 停車すると、左前タイヤからパキパキと音がする
- 走行していると、ガタガタと振動がする
問診で確認出来た症状は主にこの4点
なんとなくこの辺りかなと見当は付いているので、大通りは避けて工場の近くでロードテストを行う。
結果、直ぐに異常は感じ取れたので、直ぐに工場へ戻る。
フロントブレーキ引きずり キャリパーO/H
リフト上で、タイヤを回そうとしても、全然回転しません。
いわゆるブレーキ引きずりの状態です。
ブレーキ引きずりとは
非常に危険な状態なので、修理をする事に。
お客様と、修理内容のご相談をしていると
とお答え頂いたので、修理内容としてはしっかりと金額をかけた修理を行う事にしました。
かなり状態が悪いと思うので、異常が出ているキャリパーは使用せずに、左前のキャリパーを中古で用意します。
中古キャリパーをO/Hして使用する事にしました。
ピストンを外す。
中古キャリパーに付いていたピストン。
汚れがついているだけなのか?なんだか汚く見えるので、一旦綺麗にしてみる。
ピストン表面を軽く研いで綺麗にします。
荒いペーパーは使っちゃダメですよ。
結果、表面が汚れていただけだったので、再使用OKと判断。
ピストンシール・ダストブーツなどを交換して、ピストンを組むとこんなに綺麗なキャリパーになります!
今回しっかり修理コースなので、パッドとローターも合わせて交換をします。
錆が出ているので、なかなか抜けません。ボルトを使用してローターを外します。
このボルトはかれこれ15年以上使っているベテランのボルトです笑
ブレーキ一式を取り外すと、ナックルだけになります。
一通り作業が終わったブレーキ。
ピッカピカですね!
更にブレーキホースも交換します。
これで、フロントブレーキは後10年は安泰でしょう!
ブレーキホースなどのフレアナットを緩めるには必須の工具です。
フレアナットレンチ
無いとホース交換はかなりきついです。フレアナットだけではなく、なめそうなナット全般に活躍しますね。
以上の作業で、ミニキャブトラックの異常な症状は全て解消されました。
沢山の種類の異常を感じていたお客様でしたが、全て一つの異常によるものでした。
ただ、ブレーキの引きずりが発生すると、ブレーキ廻りに異常な熱が発生するので、ハブベアリングなどは今後要注意ですね。
坪田自動車について
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