今回は、ダイハツムーヴのバンパーのクリアー剥がれの修理となります。
塗装自体が劣化しているのか、前に修理歴があり、足付けが不十分で塗料が剥がれてしまっているのかなど、お見積りの時に塗装の状態をチェックする必要があります。
それでは、作業にかかります!
バンパーのクリアーの状態をチェックする
まずは、修理に入る前に塗装がどのような状態になっているのかをチェックする必要があります。
特に修理歴があるようには見えず、経年劣化による塗装の劣化と判断しました。
塗装の劣化とは?
大体の車両は、カラーベース(色)の上に透明なクリアー(表面の保護塗装)が塗装されています。日光や汚れなどで、表面のクリアー塗装が劣化していくとクリアー塗装の剥がれが起きてしまいます。そのまま放置していると、カラーベースも劣化して、最終的には鉄板の錆に繋がりますので、注意が必要です。
劣化した塗装の上に新しい塗装は出来ないため、一旦劣化した塗装をすべて剥がす必要があります。
劣化した塗装を剥がし、サフェーサー(下地)を入れて塗装の準備を行う
一通り塗装を剥がし終わり、細かいキズの処理などが終わったあとは、塗装の準備に入ります。
この劣化した塗装の修理は、かなりしっかり下地を作っても塗装が終わった後に塗装面を確認すると、劣化した塗装跡が微妙~に浮き出てきたりすることもあるので、下地作りは特に念入りに行います。
2液のサフェーサーを使用して、バンパー1面に下地を入れます。
下地を入れた後はサフェーサーを研いで、本格的な塗装の準備に入ります。
塗装ブースにて、塗装を行います
塗装を行う前に必要なのが、塗料の調色です。
正直、車の仕事って一般のお客さんからしたら、良し悪しがわかりにくじゃないですか。
特に車検なんかそうですよね。
何やってるのか、わかりづらいし、ちゃんとやってるのか、手を抜かれてるのわからない。
わかる時って、車両にトラブルが起きる時。
ただ、塗装って誰でも外側から、良し悪しがわかるじゃないですか。
今回のように、薄いゴールドなんだか、緑なんだか、青なんだかって色は違いがハッキリとわかりやすいのです。
塗装屋さんの、色を見る目って鍛えられているので、一般の人より色の違いはよくわかります。
逆に一般の人は、細かい違いはわからないと思います。
ただ、明らかに色が違えば誰だってわかるはず。
そして、今回はバンパーの塗装。
バンパーはフェンダーと隣合っています。
比較対象が直ぐ隣にあると、比較しやすいですよね。
てか、比較すると思います。
この比較された時に違和感が無いように現車に合わせて色を作るのが、塗装屋さんのお仕事なわけです。
納得のいく塗料が完成出来たら、塗装ブース内で塗装作業にかかります。
違和感ない色になったかどうかは、塗装完了後バンパーを取り付けるまでわからないんですけどね。
車両に取り付け、仕上げ磨きを行い完成です
塗装完了後は、車両に取り付けし、仕上げ磨きを行い修理は完了です。
あいにく納車予定日は雨になってしまいましたが、ガビガビだったバンパーは綺麗にリフレッシュできました!
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修理箇所 | 修理金額 |
フロントバンパー塗装(クリアー劣化) | 25000円~ |
リヤバンパー塗装(クリアー劣化) | 25000円~ |
注意ポイント