今回のご用命は・・・
というご依頼です。
エアコン冷えない・・・では無く、そもそも風が出ない。
診断はこっちの方が正直楽です。
エアコンの故障は、おおまかに2パターンに分かれています。
①電気的な故障
→電気的な故障の場合は、エンジンの電装品の故障と同じく、症状が出ていれば電気の流れを追う事で故障部位の特定が出来ます。
②エアコンガス系統の故障
→ガス系統の故障だと、ガスが入っているのか・・・漏れているのか・・・詰まっているのか・・・などなど、目に見えないガスの流れを圧力のみで判断しなければならず、故障探求としては難易度の高いものとなります。
今回のように風が出ない症状だと、ほぼほぼ電気的な故障だと思われるので、風を発生させる装置【ブロアファン】系統に絞って診断を進めていきます。
ブロアファン&レジスター交換
診断結果としては、ブロアファンモーターの故障と判断。
ですが、ファンレジスターが原因でブロアファンが故障した可能性もあるので、今回はブロアファン&ファンレジスターのSETで交換をします。
日産のブロアファンは真ん中あたりについている車両が多く、最悪インスト下ろしが必要になります。
サイドブレーキペダルの少し奥側についています。
少し狭いですが、なんとか取れますね。ヨカッタ。
ファンレジスターはグローブボックスの奥。
外すと白いモソモソがついていました。
一昔前の1速・2速・3速みたいな段階式で制御しているレジスターはともかく、ここ最近の無段階で制御しているファンレジスターはブロアファンとSET交換が無難だと思います。
レジスターもそんなに高くは無いですし。
この2つの部品を交換して、エアコンの効き具合をチェックすると・・・直りました!
と、思いきや納車後2週間程で、今度はエアコンが冷えないと連絡が・・・・・
それはまた別の記事で・・・
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