こんちは!
神奈川県寒川町の坪田自動車です!
今回は・・・
とのご用命です。
車の故障で一番厄介なのが、『たまにしか不具合が発生しない』場合・・・
車の故障あるあるで、車屋に持っていくと症状が出ないなんて良く言われます笑
故障が続いていれば、よほど難解な不具合でなければ、故障の原因は特定が可能です。
しかし、不具合が出たり出なかったりする場合は、故障原因の特定が難しいケースがあるんですよね。
今回のように一度でも警告灯が点灯すれば、車両のコンピューターは異常を検知しているはずなので、コンピューターには『過去の故障記憶』として記録されます。
されますが・・・コンピューターの故障の記録は、細かい部分まで特定された故障部位では無く、システムごとのおおまかな記録な為、それを元に整備士が細かい部分の故障原因の特定を行う必要があります。
その時に・・・不具合が出ているのか、出ていないのかで原因の特定が出来るのか出来ないのかに繋がってくるんですよね。
それではとりあえず、診断をしてみましょう。
目次
スキャンツールによる自己診断
とりあえず、スキャンツールを当ててみると・・・
このコードが何を示しているのかというと
故障コード『リーン異常』とは
直接的な、『〇〇センサー系統異常』などの故障コードに対して、このコードはエンジン制御の『結果』から導き出されるコードになる為、推測できる不具合箇所は多岐に渡ります。
考えられる不具合箇所
- 吸気系のエア吸い
- 吸気センサー
- 燃料系統(インジェクター等)
- 排気センサー
- EGR系統
- 制御コンピューター
などなど、エンジン制御に関わるほぼほぼ全般的に怪しくなって来るのです・・・
全てをしらみつぶしに点検していっては、時間が足りないので、とにかく何か手がかりになるヒントを探せ~~~。
この時は、何か無いか・・・何か手掛かりは無いか・・・おかしいところは無いか・・・と、エンジンルームやスキャンツールのデータをまじまじと見ながら考えます。
となると、まずは実際に走ってみるのが一番。
原因を特定する
吸気系のタクト切れや、ホース抜けによるエア吸いは無し。
ひとまず、ロードテストを行う。
走るとすぐに気付く。
走行中に3500回転超えない時がある。
まるで、CVTで変速制御されているよう。
工場に戻ってアイドリングから一気に吹かしてみると、吹かしはじめの一瞬息つくような挙動もしている。
ここましっかりと、エンジンの調子に異常が出てくるとなると、エンジン制御の重要なポイントが怪しいのではないかと考えはじめます。
排気ガスのセンサーA/FセンサーやO2センサーあたりも怪しいなとは思っていたんですが、私の経験上ここまで走行に影響を及ぼすような故障の仕方はあまり見た事が無い。
私の経験上であって必ずでは無いんですが・・・その辺は・・・ぶっちゃけなんとなくです。
正直私の勘ですよね笑
もしかしたら、この車両で初めての経験をすることになるかもしれませんが、とりあえず私の中では
怪しいレベルとして
排気センサー<吸気センサー
と位置づけた。
データーをチェックしても、A/Fセンサーの数値に異常は無さそう。
かといって吸気センサーの数値が明らかにおかしいかというと、そうでも無いので少し悩ましいところではある。
が、アイドリングから吹かした一瞬のデーターを見ると、吸気センサーのデーターにはややぎこちない感じがする。
アイドリングの時のデーターは問題無いんですけどね。
現状で、私レベルの整備士が出来る事は全て実施。
結果として、吸気センサーいわゆるエアフローセンサーが怪しいという結論。
正直、完全に排気センサーを捨て切れていない部分はあったんですが、可能性としては吸気センサーの方が高い(正確には高そう)とういう理由を説明し、交換の了承をお客様から貰い交換をしてみます。
エアフローセンサー交換
と、願いながらセンサーを交換。
するとどうでしょう。
明らかな加速不良が嘘みたいにスイスイ走るラクティスに変わった。
アイドリングからのレーシングも問題無し。
データーモニターを見ると、ややスムーズにエアフロの数値が変化しているような気がする。
無駄にあちらこちら部品を交換することなく一発で修理出来ました。
費用目安
今回は、車検と同時に警告灯の修理のご依頼を頂きました。
あれだけ加速不良が発生していた車両だったのですが、実はエンジンの調子の悪さにはお客様は気づいていませんでした。警告灯には流石に気づいていたようですが・・・
街乗りで安全運転してると、なかなかアクセル全開になんかしませんよね。
意外と気付いていないだけで、隠れた不具合があるかもしれません。
車ってホント良く出来ているので、不具合を車自身が検知してくれ、運転者に知らせてくれる機能が備わっています。
それが、『警告灯』なんですね。
不具合によっては、警告灯の点灯しない故障ももちろんあるんですが、警告灯が点灯した場合は何らかの異常が車両に発生しているので、出来るだけ早く修理工場へ持ち込みましょう!
坪田自動車では、車検整備から一般整備・警告灯の修理まで行っています。お気軽にご相談下さい。
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坪田自動車について
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坪田自動車は、神奈川県の寒川町にて
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業務を主として行っている自動車修理工場です。
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『車をぶつけてしまった・・・どこか安く直せるところはないかな・・・』
『ディーラーで見積もり20万円と言われた・・・他に方法は無いかな・・・』
『最近エンジンの調子が悪い・・・どこか見てくれるところは無いかな・・・』
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作業 | 費用目安 |
エアフローセンサー交換 | 14000円~(今回は車検の為、診断費用はサービス) |
注意ポイント