とのご用命です。
実際お客様と車両を確認すると、『シャリシャリ』とまあまあの音が聞こえる。
確かにこりゃ気になるなってことで、まずは点検をしてみましょう。
ハンドル廻りの点検
ステアリングホイールとコラムのあたりが一番大きく音が聞こえる。
ハンドルを回さなきゃ音は出ない・・・当たり前か・・・
ハンドルを外してみるが、外しただけじゃわからん。
ハンドルを半分くらい外す・・・というか完全にはまっていない状態でハンドルを回すと音はしない。
ということは、ハンドルの付け根とコラムが擦れて音が出ている事は間違いないということ。
問題はどこが擦れているのかなんですが、一番怪しいのが電源を接触させる部分。
これ下の写真は、軽く研磨した後なんですが、最初は段付きが出てしまっていて、その段付きを乗り越える時に『シャリシャリ』と音が出ていたようだ。
ハンドルって常に全開で回転させるわけじゃないので、同じ部分だけ接触し続けた結果、一部分だけ摩耗が進んだと推測。
ペーパーを使って、段付き摩耗を研いで何となくスムーズにして、グリスを塗ってみる。
一通り処置を終えて、組み上げると明らかに『シャリシャリ』という音は低減。
さ、あとはこれでお客さんが納得するかどうかだ。
お客様に処置後の確認をしてもらう
とりあえず、私的にはこんなもんだ良いんじゃないかってことで、来店して頂いて確認してもらうと・・・
との事でOK頂きました。
さて、今回のケースでは部品交換無しで、現品を処置するという修理方法を選んだわけですが、整備工場によってはステアリングホイールとコラム交換を進めるところもあるかと思います。
それが、適正な修理方法なのかどうかは、お客さんが決めて良い事だと思うんです。私は。
例えば、このサンバーを後何十年も乗ろうと思うのならば、今新品に交換するってのもアリっちゃアリかもしれない。新品があるのかどうか調べてはいませんが。
逆に後数か月しか乗らないのであれば新品に交換はちょっと勿体ないかなと思います。結果的に研磨で十分お客さんの要望には応えられたわけですし。
あとは部品交換無しの研磨処置で低減された音にまだ納得が行かない場合なんかも交換した方が良いでしょう。
とりあえず、車の修理方法って一つとは限らないんですよね。
もちろん丸ごと交換がほぼほぼ100%に近い確率で修理は完了するので、修理する側とすると交換の方がストレスフリーだったりもするんですが、ぶっちゃけ修理代って安いに越したことは無いじゃないですか。
今回は結果的に処置で済んだので、わりと安上がりで済んだ方だと思います。
これを見て『この工場はなんでも安く直してくれるんだ!』って思われるとそれはそれで困るんですが、お客さんの使い方と予算などなど考慮して車を修理するように心がけてます。
ただ・・・
無理なもんは無理
って時はあります。
そのあたりは修理をする前にしっかりとお話しましょう。
実はこのサンバー・・・他にもご用命があり、ハンドルの音が気になる気にならないどころじゃなくなってしまったのです・・・
今後またご相談があるかもしれません。
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